PSA検診に関するスウェーデンSocialstyrelsenの見解

スウェーデンでは毎年10000人の患者さんが前立腺がんの診断を受け、その内2400人の患者さんが前立腺がんが原因で亡くなっています。そして、その亡くなった2400人の内、1800人は診断が遅かった事が死亡の一つの要因とのことです。

しかし先日SocialstyrelsenはPSAのスクリーニングはしないという事を発表しました。

「14年間のデータ収集の期間、死亡に至らない前立腺がんの患者さんで必要以上に治療を受けた症例が、PSAによる早期発見で死亡を避けられただろうと考えられる症例の10倍以上だった」というスウェーデンの研究がこの判断のもとになっているという事です。

この発表に対し、前立腺がん患者会は「非常に遺憾である」というコメントを残しています。

https://www.svt.se/nyheter/inrikes/ny-rekommendation-om-screening-av-prostatacancer

http://sverigesradio.se/sida/artikel.aspx?programid=103&artikel=6884759

 

# Lisa Indra

One comment on “PSA検診に関するスウェーデンSocialstyrelsenの見解

  1. Staff Dragonmamma Reply

    カロリンスカ大学病院の泌尿器科の教授である同僚が、この決定に関して次のようなコメントを出しています。泌尿器科医としても遺憾です。

    https://esvd.svd.se/svenskadagbladet/49531/article/691966/4/1/render/?token=541ce2630bd47f5e393d4c9b254492c1

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