夏はマダニの季節でもありますが、スズメバチ(geting)や蜂(bi)の季節でもあります。
これらに刺されると、刺された所が強く痛み、その後赤く腫れあがり、時としてひりひりと痛んだり、かゆみが出てきたりします。多くの場合危険ではないので、調子が悪くないのならば様子を見てよいでしょう。ほとんどの人はアレルギー反応を起こすことはありません。
まず最初にすることは…
ハチの針が皮膚に残っている場合は、爪などを使ってその針を取り除きましょう。ハチがいなくなっても針が残っていると、ハチの毒が皮膚に侵入する可能性があるからです。
痛みに対して
氷をタオルなどに巻いて患部を冷やしたり、流水で冷やしたりします。
かゆみやヒリヒリ感を緩和するクリームやジェル
かゆみやヒリヒリとした痛みに対してはAlsolspritを軽くたたいて皮膚を湿らせたり、Alsolgelを塗ったりします。KylbalsamやXylocainのようなクリームや、Hydrokortisonの入ったクリームも効果があります。これらの薬品は薬局(Apoteket)で購入できます。
なお、18か月以下のお子さんへのXylocainと、2歳以下のお子さんへのHydrokortionの使用については、使用前に医師に相談することをお勧めします。
感染予防
刺された場所に絆創膏などを貼って、皮膚を掻きむしって感染しないような工夫をしましょう。
どんな時に病院に行ったらいいのか?
重症なアレルギー反応の場合は救急車(112)を呼びましょう。
重症なアレルギーの症状としては
・吐き気
・冷や汗
・目まい
・蒼白な顔色
・顔・唇・喉が腫れている
・咳
・動悸
・呼吸困難
などです。
以下の症状の時はすぐに診察を!
・口腔内を刺された場合
・以前ハチに刺されてアレルギー反応を起こし、その時に次回刺されたときはすぐに薬剤を投与するように医師から指示を受けている場合
近医(vårdcentral)や当直医でも対応してくれますし、こちらが閉まっている場合は救急外来で対応してくれます。(きっと近医が予約で一杯の場合は、救急外来を勧められると思います。これは個人的な経験ですが、口腔内を刺された場合であれば救急外来で長時間待たされるという事はまずないと思います)
もし、数日経って腫れや赤み、痛みがひどくなるようであれば近医(vårdcentral)や当直医に連絡をしてみてください。以前刺されて強い反応が出た場合は、近医に連絡を入れ「自宅にアレルギーに対する薬剤などを準備しておく必要があるか?」などを聞いてみるのもいいと思います。
これらの情報はこちらのページを参考にしました。
# Lisa Indra